2021.11.7 sun
はじめて出会う日本画の魅力
- 浅川の土から岩絵の具をつくってみよう!
平澤 咲
女子美術大学大学院日本画研究領域修了。実家は八王子で代々続くハンコ・印鑑の制作及び販売を手がける「文字工房 楽善堂」であり、現在は店舗の制作スペースを活用しながら、初心者に向けた日本画体験ワークショップを展開。
文字工房 楽善堂:https://rakuzendo.com/
平澤 咲:https://saki-hirasawa.jimdofree.com/
* 本記事はワークショップのレポート記事となります。
2021年11月7日(日)に日本画家・平澤 咲さんを TTT Project House にお招きし、岩絵の具制作体験ワークショップを開催していただきました。
平澤さんは女子美術大学大学院日本画研究領域を修了し、様々な人に日本画の表現を楽しんでもらうため、ご自身で日本画の体験ワークショップを開催しています。
今回は、普段行なっている日本画ワークショップを少し深堀りし、自然の岩や泥で岩絵の具を作るところから始めました。
===ワークショップ体験記===
○ ステップ1:顔料となる岩や泥を採取しよう!
TTT Project House から徒歩10分。八王子を流れる多摩川の支流の一つ「浅川」にやって来ました。
よく見てみると、さまざまな色の岩・石・土・泥があります。
自分のお気に入りの色を見つけたら、石や土を拾ったり削ったりして色を採取します。
○ ステップ2:採取した石や土を粉末にして、岩絵の具を作ろう!
川で見つけたお気に入りの素材を持ち帰り、岩絵の具を作ります。
とんかちで砕いたり、やすりで削ったり、乳鉢ですり潰したり、細かい粉末にしていくことで岩絵の具となります。
作った岩絵の具を膠液(にかわえき)と呼ばれる接着剤で溶き、いよいよ絵を描いていきます!
○ ステップ3:絵を描いてみよう!
平澤さんにご用意していただいた紙と筆を使って絵を描きました。
砂のようなざらざらした質感や自然そのものの色を楽しみながら、絵を描くことができました。
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身近なところから絵の具を作るという体験が初めてで、驚きと発見に満ちたワークショップでした。
チューブ状で作られた絵の具と違い、粉の荒さや素材の質感に触れ、本当の「絵を描く」ことを体験できたと感じています。
今後、このワークショップを体験してみたい方はご連絡ください。
□ 会期:2021年11月7日(日)
□ 時間:10:00 〜 16:00(昼食時間含む)
□ 会場:TTT Project House
〒192-0046 東京都八王子市明神町3–17–2
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