村上亘 / Wataru Murakami
村上は、ドイツ・ベルリンを拠点とし、写真媒体を扱い「Still Life」をテーマとした美術作家になります。
近年では、ドイツ・シュテュットガルト、ハノーファー、デュッセルドルフのギャラリーにて個展を展開。どの展示も「Still Life」の作品を空間の特性を活かして配置を考え、緊張感の持った展示を作り上げています。また、日本では、2018年にポーラ美術館アネックスにて展示を行っています。
なお、テーマとして挙げている「Still Life」は、2014年から取り組み始めています。
ドイツ・カールスルーエ造形大学にて西洋絵画の歴史を研究し、絵画の持つ宗教性・歴史性・政治的な役割といった二次元に納められた構図の中に多くの意味を持つ絵画の考え方を取り入れながら、写真媒体を扱い村上自身の体験を通して身の回りに起こる事象を写真に納めています。
1983年、愛媛県松山市生まれ。現在はドイツ・ベルリン在住。
2002-2006年 上智大学 比較文化学部 比較文化学科
2007-2016年 国立カールスルーエ造形大学(ドイツ)メディア・アート学部写真科
2012年 DAAD(ドイツ学術交流会)よりドイツの大学で学ぶ外国人留学生の優れた業績を称える賞を授与
2013年 カールスルーエ・アート・アンド・メディア・センターより奨学金
2016年 ドイツ国立大学卒業生助成金(24ヶ月間)
2018年 バーデン=ヴュルテンベルグ州美術振興財団助成金(12ヶ月間)
2018年 個展「Fit In - In Between」バーデン=ヴュルテンベルク美術財団、シュテュットガルト、ドイツ
2020年 グループ展「69e EDITION Jeune Creation」、Fiminco財団、パリ、フランス
2021年 ベルリン芸術アカデミー特設助成金(6ヶ月間)
2021年4月 アーティスト・イン・レジデンス、エデンコーベン・アーティストハウス(2ヶ月間)
2022年 スタートアップ助成金(6ヶ月間)