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展示車両の変身! 「ゆうづる」篇


※鉄道博物館公式Facebookにて2020年5月30日に投稿された内容となります。

※該当記事のリンクは下部に記載。


 

 先日その歴史をご紹介した、常磐線の夜行特急「ゆうづる」  車両ステーションでは、その「ゆうづる」にゆかりのある  2両の展示車両を特別バージョンで展示中です。


 ED75形電気機関車(ED75形775号機)には「ゆうづる」のヘッドマークを取り付けています。ED75形は小さな車体ながら高いけん引力を持ち、交流電気機関車としては最多の302両が製造され、北海道・本州・九州各地の交流電化区間で活躍しました。「ゆうづる」では1968(昭和43)年10月から、水戸~青森間で先頭に立ちました。ED75形700番台は1985(昭和61)年11月から、客車列車の「ゆうづる」の運行が終了した1988(昭和63)年3月までの間、けん引を担当していました。

 そしてもう一両が20系客車(ナハネフ22)です。鉄道博物館で展示しているナハネフ22 1に「ゆうづる」のバックサインを取り付けています。ナハネフ22 1は1964(昭和39)年に製造され東京~九州間の夜行特急で活躍したのち、1972(昭和47)年に青森運転所へ転属、「ゆうづる」をはじめとした上野~青森を結ぶ夜行特急などで運用された経歴を持つ車両です。

 博物館が再開しましたら、企画展の内容とともに、ぜひ往年の「ゆうづる」の雰囲気をお楽しみください。



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