​大宮鉄道博物館

企画展

「明治150年記念 NIPPON鉄道の夜明け」

2018.4.28 - 2018.9.30

鉄道の歴史を幕末から明治まで駆け抜ける。

2018年は、日本の元号が「明治」となってから150年というの節目の年にあたります。日本に鉄道が伝来した幕末期から明治にかけての鉄道の歴史やそれらに尽力した人物たち、その後の日本の鉄道技術の進化について伝える展覧会となっています。また、歴史的資料や模型を展示するほか、会場内にスタンプラリーやのぞき穴を設置し、子どもから大人まで楽しみながら学べる空間になりました。

弊社では空間設計、展示レイアウトの提案、スタンプラリーのスタンプの制作を協力しました。

​幕末から明治の白黒写真や古い紙の資料が多いため、暗く重い展示にならないように経時紙の色(壁の色)と展示ボードの色をパステルカラーとそれに合う差し色で構成しました。担当学芸員から日本古来の色である「若草色(明るい黄緑色)」を使いたいという要望がありましたので、若草色に合うクリーム系の色を第1章の壁の色に用いました。そして第2章は赤色が多く用いられた錦絵(浮世絵)を引き立たせるため、同系色であるピンク色の壁とえんじ色の展示ボードに決め、第3章は第1章と第2章の色と合うようにグリーンの壁とあさぎ色の展示ボードに決めました。

覗き穴の中の様子。当時の歴史を覗き見しているように感じてもらうため、錦絵をパーツごとに数枚重ね立体的に見えるように工夫しました。

展示の重要人物を子どもたちにも分かりやすく伝えるため、クイズ形式の覗き穴をつくりました。覗くと質問の答えが書かれています。

大宮鉄道博物館の来館者は2〜3歳から小学校高学年の子どもが多く、難しい歴史の展示を大人と一緒にどう楽しんでもらえるか、ということが今回の企画展の課題の一つでした。そこで、のぞき穴を配置したり、スタンプラリー用のワークシートを制作し、子どもたちも抵抗なく鉄道の歴史にアプローチできるようにしました。

ワークシート1枚につき人物のスタンプ2つと機関車のスタンプ1つを押すことができます。ワークシートは折れ線に沿って折ると、簡単なA6サイズの本にできるようデザインしました。